虫歯治療を終えて

現状と処置

妻の病状が進み、自分で歯磨きが難しくなってからは私が代わりに磨いて上げている。

しかし、不随意運動の影響で短時間でも口を開けている事が難しく、以前から色々と工夫をしてケアを行っていた。

今回の入院は、左上の前歯が一部虫歯の進行が止まらず、今後の訪問歯科では治療が出来ないだろうと言う判断で行われた。

その際に、全身麻酔を使用して不随意運動を止めた上で現状把握を行い、不随意運動がある状態化では診察が難しい場所も今後の見通しを含めて処置(=抜歯)をして頂く物だった。

その為、手術室に行くまでは1本から3本の抜歯を状況判断次第という事で、医師のご判断にお任せする前提で処置をお願いした。

結果として、予定最大数になる3本の抜歯と数カ所の初期虫歯の詰め物処置で退院となった。

処置の結果

処置後に、下あごが落ちて来た事で日常のケアが難しくなった下前歯の裏側に溜まった『ゴロゴロした歯石』と表現された物を徹底的に除去して頂き、新しくマウスピースの型取りをして頂いた。

正直、マウスピースを使い始める前後ぐらいから妻の口臭が気になってはいました。

妻が使っているマウスピースは寝ている時の歯ぎしり以外に、不随意運動で起こる歯ぎしりも防ぐ役割をしている為、2組をローテーションで24時間使用しています。

その為、口の中の感想やマウスピース自体に移った匂いで、一層酷くなりました。

ただ、今回の口腔ケアのお陰でその口臭も無くなり、今まで使用していたマウスピースの洗浄でも匂い移りが減って退院後は全く気にならなくなりました。

正直、今までの添い寝より近い位置に枕を置ける様になって『 私は 』嬉しいです。

今後のケア

医師からは、日常ケアについては現状方法以上の事は難しいと言うご意見を頂きました。

ただ、使用しているマウスウォッシュでは刺激成分が強すぎるかもとご指導を頂き、病院内でもケアに用いているウエルテック株式会社様の【Con Cool(コンクールF)】をご紹介頂きました。

以前から、マウスピースの付け替え時に歯科衛生士さんが使用されている緑の薬液が気になっていたのですが、この薬用マウスウォッシュを希釈されている物でした。 使用後の香りも嫌いではないです。

Amazonでも見つけましたが、今回は最寄りのドラックストアで購入しました。

また、同じメーカーが歯磨き剤として使用出来る【ジェルコートF】も販売されている様です。併用すると効果が上がるそうですが、現時点ではこちらは使用していません。

これで、今後のケアが楽になる事を期待しています。

退院時に意見書を頂くのを忘れていたので、現在、訪問歯科さんに渡す資料を整理中です。

心の声

・興味半分で歯石の画像を検索したけど、見なきゃ良かった。

・医師が薬用マウスウォッシュを薦める中で、「営業みたいで恥ずかしいですが」と前置きされた所でやっと打ち解けられた感じがした。

・何もなければ3月のPEG交換まで自宅生活。

投稿者:

ハンチントン病の介護者

ハンチントン病を発症した妻との約束、【そばに居たい】と言う言葉を胸に約15年の自宅介護を継続中。いわゆる介護鬱にならない様に、心に5段階のスイッチを用意しています。最高?最低?の時は4つ目までスイッチが入った事があります。

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